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ファンダ・メンダ・マウス 2 トラディショナルガール トラディショナルナイト

ファンダ・メンダ・マウス2 (このライトノベルがすごい!文庫) (このライトノベルがすごい!文庫)ファンダ・メンダ・マウス2 (このライトノベルがすごい!文庫) (このライトノベルがすごい!文庫)
(2011/03/10)
大間 九郎

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あらすじは…
おれはマウス。第一夫人・ネーネ(義理姉)、第二夫人・マコチン(暴力カッパ)、第三夫人・キンバ(金髪ゴスロリ13歳)を2Kで養い中。って、いいのか法治国家! 舐められすぎじゃないの! とか言ってる場合じゃねー。ヘロイン10キロとキンバの命、オレがカタつけないといけなさそうだ。いきなり銃撃されるし、くそったれは動き悪いし、ふざけんなっ!――衝撃の1巻からジャンクな愛の物語は加速、今度はクレイジーパーティだ!

みたいな感じです。



やっぱり面白い。うん面白い。

結局3作このラノ!大賞を読んだけど、一番楽しみにしてるのこの作品だったし、続編読んだのもこれだけ。

何でだろ?読み終わった頃の評価じゃ3作の中では高い方じゃ無かったはずなのに。

結局一番印象残った作品でしたし、続きが気になる作品だったってことなのかも。


と言う事で、その期待に負けることなく相も変わらずもの凄いスピード感にアクの強さ。そして面白さ。

1巻を読んでこの文体に馴れたからかな?2巻読み始めた頃はやっぱり若干戸惑ったけど、すぐに感じを思い出して全く気にならなくなってた。

もうそうなるとこっちのもの。って言うかこの文体に完全にはまってしまう…。これ中毒性ハンパないかも…。

いやもうこれすでに小説としては成り立ってないんじゃね?ね?ね?とか軽く毒されちゃってる感じはあるけど。ただ、読んで貰えば分かると思うんだけど、この作者普通に文章書けるんだよね…w。

前巻って多分マウス以外の人称って無かったよね?記憶違いかも知れないんだけど、そう言う印象あったから彼以外の人称が出てきたとき衝撃でしたね。

「うお!? こいつ普通に文章書けるのか!?」ってな感じで。

いやそりゃよく考えりゃそうですよね。最初っからこの文体で書くような人今までに小説に触れたことない人ですよ…。

………ん?でもこの作者って最初に書いた作品これの1巻だよな?あれってあのめちゃくちゃな文体しかなかったよな?

大間九郎何物だよ…。



そして前巻と比べドタバタ感は増し、その上エロさって言うか変態加減までも増しちゃってるって言うもの凄さ。

いやー。たまらんな。

あのめちゃな一人称にぴったりと合致したストーリー展開にキャラクターたち。

雰囲気というか空気的にはIWGPと似たような感じを受けますよね。

って言っても大本の本となる設定が同じってだけではあるんですがw。

だからこそ、この作品ならではのはちゃめちゃな展開にはちゃめちゃなキャラクターたちってのが凄く映えてくるんですけどね。

このマフィアだとかドンパチだとか殴り合いだとか、それだけでもご馳走様って感じなのに、ここにもう一つ加わってきてくれるアクセント。「サスペンス」。

この一つまみがたまらないんですよね…。

ただでさえドタバタサスペンスチックな雰囲気を持っていた作品なのに、そこにまたファン家とマァ家の勢力争いなんてものまで加わってくるから物語が回る回る。

そして、少しだけではあるけど、群像劇の感じまで加わってきて正直俺得極まりない感じに進んでくれてるこの作品。

ちょっとした伏線をアクセントとして読者を楽しませ、大がかりな伏線は最後のどんでん返しとして読者を驚かせる。

うん。最高。



キャラクターも相変わらず素敵なんだよなぁ。

新登場のキンバとディディもとても良いんだけど、やっぱりレギュラーの皆さんの素晴らしさが巻を重ねることでもの凄いことに。

前巻と違って、くそったれは格好いいしね。うん。って言うか若干病みが入っちゃってる気がしないでも無いけどそれでも主人を愛して愛して愛しまくってるのは変わりないし。やっぱり何故か可愛いしね!

…もう何か最近じゃこいつをAIって認識することが難しくなってる気がする。

あとはミチルちゃんとアマルたんの安定感は目を見張る物がある。

ミチルちゃんも何故か可愛く感じてしまうし、アマルたんなんてただの狂人でしかないのに愛すべきバカに見えてくるから不思議。

この辺が大間トラップなのかも知れない…。恐るべし…。

それとロンかなぁ…。まさか1巻を読んだときにはこれほど良いキャラクターになるなんて思いもしなかった。

すべてを知ってながら、それを隠して人々を操る。でも実は悪い奴じゃない(良い奴って言えない所がミソ)。つまりロンだね。彼みたいなキャラ大好きなんだわ…。

そして、理不尽な父に。理不尽な自分の運命に振り回されながら自分を頼ってくれる少年を守り、自分自身の力で生き抜こうとする美月の姿。これが本当に素敵だった…。

そんな格好いい、力強い姿を見せつけてくれるんだけど、恐怖に耐えきれなくなって叫んだり、最後にマウスに助けを求めた所とか見ていると、それでもやっぱり彼女は年頃の女の子なんだな…って何故か嬉しくも思ったりする。

結局どれだけ弱くても、どれだけ恐ろしくても、がむしゃらに、ただ力の限り、それこそ全力で向き合い戦う。

これが人間の本当の強さなのかな?なんてことも思ったりした。


そして、忘れてはいけないのがマウス。ホァン・フェイタン。

奇人変人何でもござれのこの作品でも、飛び抜けて頭がおかしく、狂ってて。そして誰よりも人を愛してる男。

聖人じゃない、クソ鼠でもない。誰よりも人間くさくて、誰よりも人間くさくないからこそ、彼はあんな人間とは思えないような愛を持つことが出来るし、多くの人間(AIも含む)を惹きつけるんだろうな。

これが彼の魅力でもあり、弱点でもある。

でも、彼にはその弱点を守ってくれるような仲間(AIを含む)がたくさんいるから、魅力にしか見えないんだろうな。

もしかしてアマルたんもその魅力に惹かれてるうちの一人だったりして?もしかしてツンデレなの?

完全にマウスのハーレムやないかーい!!!



いやー。良い作品だわー。

このラノ!文庫はどうとは言えないけど、この作品だけはもっと評価されても良いと思う。作者も含めて。

こういう訳の分からん作者だからこそこんな訳の分からん作品書けるんだろうな。

どんどんとめちゃくちゃさに磨きがかかってるくせに、面白さにまで磨きかかってるからもうどうしようもない。

まあ、ネーネとマコチンの空気っぷりはちょっと残念な物があったけど、美月ちゃんが可愛いからオレは良いや。あとくそったれね。奴がヒロインなのは譲れんわ。

続きも読みたいなー。これ良い作品だー。

あ、このラノのサイトに乗ってる1.5も読まないとな…。でもネットで小説読むの嫌いなんだよね…。

短編集として出してくれないかな?



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ランジーン×コード

ランジーン×コード (このライトノベルがすごい!文庫) (このライトノベルがすごい!文庫)ランジーン×コード (このライトノベルがすごい!文庫) (このライトノベルがすごい!文庫)
(2010/09/10)
大泉 貴

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さあ、と言うことでこのライトノベルがすごい!大賞 大賞作です。


あらすじは…
コトモノ――遺言詞によって脳が変質し、通常の人間とは異なる形で世界を認識するようになった者たち。27年前にその存在が公になって以降、社会は人間とコトモノとの共存を模索し続けていた。そして現在――全国各地でコトモノたちが立て続けに襲われるという事件が発生。事件を追う武藤五郎(ロゴ)は、犯人が6年前に別れた幼なじみ・真木成美であることを知る――。遺言詞の文字(ランジーン・コード)が綴る、ヒトとコトモノの幻想詞。

みたいな感じです。


このライトノベルはすごい!!!

全く…。このラノ文庫は素晴らしい…。

今までにない雰囲気、そして設定の物語をポンポンと出してくれます。

コトモノ。それは遺言詞を持つ人間であり人間でないものたち。

彼らは一人一人の遺言詞を持ち一人一人で世界を持っている。

そして似た遺言詞を持つコトモノ達は詞族を作り共に生活する。

聴力が発達した詞族達は耳を大きく、目をふさぐように整形したり、風と共にある詞族達は風と共に生活し風で会話するんですね。

これがあくまで能力者としてでは無く、自分たちがそう思い込んでいると言うところがミソ。

そしてその設定をうまく生かした物語の展開がなんとも素晴らしい…。


自ら望まずコトモノとなってしまったロゴ。

にも関わらずおそらく世界で最もコトモノ達の実態を知っている少年。

そのロゴが主人公です。

彼と自分のコトモノ、ダリの関係、そして他のコトモノ達の物語です。

そんな彼の幼馴染み成美と遺言詞を『歌う』謎の少女由沙美。

彼女たちのコトモノの苦しみも描かれています。


主人公が素晴らしいです。

コトモノという存在はそれぞれ詞族を作り、自分たちが他とは違うと認識している。

そのため人間はもちろん他の詞族、コトモノたちとも関わりはしないんです。

そんなコトモノ達をロゴが少しずつ明らかにしていく、自らのコトモノにすら疑問を抱いているのに。

そんな自分がこんな役目を持っていて良いのかという疑念、そして信じていた人物の凶行。

それに迷い、戸惑いながら精一杯生き、歩いていくロゴが凄く格好いいです。


んで、由沙美が可愛い。

基本的にシリアスな方向へ行っていたためほとんど気を抜くところが無かったんですよね。

なんで唯一気が抜けた彼女とゴロの昼食が凄く印象的でした。

ん~。唯一直して欲しいところがあるとするとちょっと堅すぎるきらいがあった所ですかね?

ロゴと宇津木の会話や先ほどの昼食などを見ていると別にシリアスしか書けないわけじゃないように見受けられるんですよね。

と言うかむしろ楽しんで書いてもいるような気がしますよね。

グロさは違う物のどこか『され竜』を思い起こさせる雰囲気だった気がします。

まあ、デビュー作で1巻目ってことで色々と詰め込まないといけなかったでしょうからしょうがないのかも知れませんが。

次巻からは少し気が抜ける感じだったら嬉しいです。

眠気と戦いながら電車で読む身としたらずっと気を張りっぱなしで、その上設定が難しいのは結構大変で…。


その分ストーリーはとても良い物があります。

スピーディーで設定を生かした展開に、絡み合う後ろの組織達の思惑が入り乱れ素晴らしい物になってます。

そして、ラストが素晴らしすぎますね。

すべての複線をガッツリ持って来て、すべてをスカッと持って行く。

400ページを読んだ達成感も手伝ってなんとも言えず気持ちよかったです。

色々とあらわになった上にロゴがコトモノと向き合う決意を持つことが出来た。

これ以上ない締めでした。

本当にこの人のストーリー力は目を見張る物がありますね。


このラノ文庫3作読んで思ったことですが、設定、キャラクターは非常に面白く冒険していますよね。

でも、よく考えてみるとあくまで設定などであってストーリーや展開は王道を突っ走っているんですよね。

その辺がなんとも言えず惹きつけられるのかなって思います。

邪道であり王道。

これは設定が使い古され、ストーリー展開もあらかた出尽くした今非常に素晴らしいコンセプトだと思います。

いやー名前負けするんじゃないかって思ってた自分が凄く恥ずかしいな。

みなさんこのラノ文庫はホントにすごいですよ。間違いないです。


そして、このランジーン×コード。続編決定です!

素晴らしい。ありがとうとしか言えないですね。

色々とすべて回収し終えていたように思えますし、良い感じに終わっていたのでどうなるかなって思ってたんですけど。

無事2巻も出すことが出来るようで嬉しいです。

非常に上手く、広がりが期待できるこの物語。

成美、宇佐見、そしてロゴ。コトモノ達の紡ぎ出す『物語』。

続編に期待ですね。




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↑このライトノベルレーベルは凄い!

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僕たちは監視されている

僕たちは監視されている (このライトノベルがすごい!文庫) (このライトノベルがすごい!文庫)僕たちは監視されている (このライトノベルがすごい!文庫) (このライトノベルがすごい!文庫)
(2010/09/10)
里田 和登

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このラノ大賞、金賞作品です。

いやー。楽しみだ。


あらすじは…
「IPS症候群(クローラ)」と呼ばれる病の治療者「IPS配信者(コンテンツ)」として、小日向祭は自活しながら日々騒がしい高校生活を送っていた。そこに同じく「IPS配信者(コンテンツ)」であるテラノ・ユイガが転校してきたことにより、祭たちの高校生活は波乱含みの変化を余儀なくされていく……。親友の一葉も交え、思春期の心が織りなす友情と秘密の近未来の青春ドラマが始まる。現代社会への寓意も込められた、第1回『このライトノベルがすごい!』大賞 金賞作品。

みたいな感じです。


全く素晴らしい冒険をしてくれる…。

このラノ文庫金賞作品。「僕たちは監視されている」。

まさかこんな作品だとは思いもしませんでしたよ…。

てっきり、暗い雰囲気の作品だとばかり思っていたらなんのその。

今までにない、タイプのライトノベルを軽く、楽しいキャラクターで展開してくれました。

これは良いですね。このラノ文庫の凄さを少しずつ感じ始めましたよ。

「IPS症候群(クローラ)」と呼ばれる原因不明の秘密を求めてしまう病。

そのクローラたちに秘密を提供し、社会に迷惑をかけないように雇われた「IPS配信者(コンテンツ)」。

これが物語の大きな主軸となっています。

こんな設定を持ってくるなんて思いもしませんよね…。


常に誰かに「監視」されている。

主人公はその〈コンテンツ〉の小日向祭。彼女の真っ直ぐさが非常に綺麗。

その最たる例が彼女の真っ直ぐと人を見つめる瞳。

人と話すとき彼女は真っ直ぐ目を見つめて話すんです。決して目を切ることなく。

その目からは純粋で無垢な彼女の内面が見て取れるわけですよ…。

彼女と常に一緒にいる一葉。彼女もまた良い…。

彼女のある意味祭とは全く反対の真っ直ぐさも気持ちが良いんです。

自分の思ったことずばずば言う、それでいて嫌みを感じない。

そんな彼女の強く、裏の無い姿が本当にたくましく楽しい。

この純粋で無垢な少女と強く裏の無い少女。

この二人だからこそこんな状況下で本当の友情をはぐくみ、生き抜くことが出来ているんでしょうね…。


そして、大きな役割を担っているもう一人の〈コンテンツ〉ユイガ。

彼女の存在も忘れてはいけません。

ある秘密を抱え、悲しい過去を持つ少女。

彼女の真実、過去を聞いた時それまで自分が彼女に対して感じていた感情が途端に恥ずかしくなりました。

しかも、それがあまりにリアル…。

もちろんこの国日本ではあり得ない話でしょうが、この外に出ると決しておかしくは無いであろう哀しい真実。

それが大それた壮絶な過去を持ってこられるより、この心温まるある意味静かな物語にはしっくりくるんです。

そんな彼女に対する祭の姿がまた綺麗でしかたがない…。

「負けたくない」その人間として当たり前の感情。

それをあの状況で自ら気づくことが出来る彼女の心の純粋さ、そしてあの場面で告白できる彼女の強さに胸を打たれないはずがない…。

どうして?何があればあそこまで綺麗に無垢に純粋に生きることが出来るんでしょうか?


また、ラストの展開もたまらない…。

あの場面であの方法…。祭さん…。あなたはどこまで強いんですか…?

格好いい。格好いいですよ。初めて祭さんが格好いいと思えました。

締めもまたたまらない…。まだまだ続けて欲しいです。

ただ残念だったのは少々急ぎすぎた感があったことですかね。

千坂、ヲタ教師やデカパイシスターズなど色々と掘り下げることはいくらでも出来たはず。

でも、それを考えると1巻で終わるつもりなら彼らは必要なかったわけで。

と言うことは2巻も出てくれるんでしょうね。

いやー。凄く楽しみだ。


このラノ大賞、金賞作という名に恥じない素晴らしさを感じましたね。

ランジーン、ファンダにばかり期待していた分思わぬ伏兵でした。

設定の素晴らしさ、展開の上手さなどを見ると金賞と言うことを凄く納得する内容です。

これが金賞なら大賞はどれほどのものなのか?

今から楽しみで仕方ないです。




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↑200万にふさわしい作品だった…

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ファンダ・メンダ・マウス

ファンダ・メンダ・マウス (このライトノベルがすごい!文庫) (このライトノベルがすごい!文庫)ファンダ・メンダ・マウス (このライトノベルがすごい!文庫) (このライトノベルがすごい!文庫)
(2010/09/10)
大間 九郎

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ハイ。と言うことで、このラノ文庫記念すべき1作目です。

ちなみに、この作品だけはずっと買うって決めてました。

え?なんでかって?そんなの表紙見れば分かるじゃないですか。


あらすじは…
おれはマウス。しみったれた倉庫でくそったれなAIシステムを相手に終日ダラ~っと、家に帰ればネーネがべったり。そんな毎日。でも、オレは今の自分にかなり満足。いい女はべらして万ケンシャンパンドンペリジャンジャンBMベンツにPMゲッツーみたいなことが必要とは思わない――のに!「嫁に!」とか言い出すジャリ娘の登場から怒濤の急展開だよ!!独特で中毒性の高い文体、鳥肌ものの展開。全選考過程で物議を醸した作品が登場!

みたいな感じです。


これは凄い作品だな。

まあ、期待がもの凄かった分若干それを下回った感は否めないものの十分すぎる面白さ。

これが生まれて初めて書いた小説だって言うから驚き。

いや、だからこそこんな作品を書くことが出来るのかも知れないですね。

アクの強いキャラクターたちに、独特でテンポの良い文体。

やけに話し言葉だったり、くそったれが飛び回ってる地の文はなかなかに読みにくいですけど。

でも、それが逆に目を惹かれてどんどん読んでしまう。

これはたくさん小説を書いてきてこなれてきた人じゃ思いつかない書き方と発想だと思いますね。

そう考えるとその機会を与えたことになるこのラノ文庫は素晴らしい仕事をしましたよ…。

しかもその感じがやけに物語の雰囲気に合っている。

うん。オレの目利きは間違ってなかった。


品性のかけらもないやけに個性的なキャラクターたち。こいつらが凄い。

『醜く』自堕落で適当な生活をし、地の文ではくそったれ連呼のマウス。

マウスにべったりで『愛で人を殺す』を地で行くネーネ。

物語に大きな転機を持ち込んで「もしやこいつとネーネでダブルヒロインか?」と思わせて冷たく扱われ非常に残念なマコチン

そして、異常に可愛いAI。くそったれこと「ブレイン」システム。

この超個性的なキャラクターを中心にこの世界に引きずり込まれてしまいますね。

でも、中盤まではこれは失敗だったかなって気持ちが渦巻いていたんですよね。

イマイチ読みにくいし、話の展開も良く読めない。主人公は「くそったれ」しか言ってませんしw。

それでも、物語の大筋が見え始め、「ブレイン」システムがキーとなると分かってからはそんな心配何の其の。

ラストまで一気に読んでしまった。


そして、取り上げるべきは異常に可愛いAIくそったれ。彼女(?)の可愛さが異常…。

ネーネとマコチンどちらだろうか?って思っていたのにまさかの伏兵でした。

って言うかマウスはどういう奴なんだ…。

実の姉に異常に愛され、ジャリ娘には求婚を迫られ、男からの愛を受け止め、AIからは衝撃の告白。

これ何てハーレムw。

全く羨ましくないハーレムがあったものですね。

んで、地味に好きなのが三月ちゃん。

彼女のあくまで自分本位なところがどうしようもなくリアルで好き。

それでいて、友達思いなとこもある。まあ、それが本心かどうかは別にして。


話の内容も面白いですし。

ダラダラと退廃的な生活をしているマウスですが、彼の中ではしっかりと『愛』がある。

そして、周りの仲間達にも『愛』がある。

その彼らの『愛』が美しくも、恐ろしくもあったんですが…。

特に、彼の母親の下りはなかなかに衝撃でした。

色々と心につっかかってたものも解消されましたし。

マウスのあの性格の理由の一端を見ることが出来た気がします。

ラストもまた良いんだ。

これで終われそうな感じもあれば、続けられそうな感じでもある。

出来れば彼らをもっともっと見ていたいとは思うんですが。


さあ、と言うことでなかなかに面白かったこの作品。

期待のでかさが半端じゃなかった分、最初は肩すかしを食らった物のかなり面白い作品であったことは間違いないです。

しかも、作者の生まれて初めて書いた作品と言うね。

これからどんな作品を書いてくれるのか非常に楽しみ。

他のこのラノ文庫も楽しみだな。





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