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猫物語(白)

猫物語 (白) (講談社BOX)猫物語 (白) (講談社BOX)
(2010/10/27)
西尾 維新

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やっふー!!!

きっちり予定日に発売だぜ!!!

まさかきちんと発売してくれるとは思いもしなかったな(遠い目。

西尾維新ありがとう…。


あらすじは…
“何でもは知らないけれど、阿良々木くんのことは知っていた。”
完全無欠の委員長、羽川翼は二学期の初日、一頭の虎に睨まれていた―。
それは空しい独白で、届く宛のない告白……。
〈物語〉シリーズは今、予測不能の新章へ突入する!
これぞ現代の怪異!怪異!怪異!
君がため、産み落とされたバケモノだ。

みたいな感じです。


第墾話 つばさタイガー
ありがとう。ありがとうありがとうありがとう。

本当にありがとう西尾維新。

もちろん、こんなに素晴らしい新章を展開してくれたこともそうだけど。

それ以上にバサ姉を救ってくれてありがとう。

いや、これからはバサ姉って呼ぶべきじゃないですね。今軽く違和感感じましたし。

翼を救ってくれてありがとう。

前巻、猫物語(黒)でどうしようもなくキツい事実を知り、そして翼の気持ち悪さを知りました。

今回も同じ事の繰り返しなんだとばかり思っていましたよ…。

最後を読むまでは。


最初読んでいるとね。

当たり前かも知れないけど偽物語の続きだったこともあり凄くワクワクしていたわけですよ。

でも、今回はそれが短かった…。

それもそのはず。今回は暦がいないんだから。

と言うことは、いつもの「80ページに渡る登校」のようなものが無いわけですよ。

つまりですね。今回は一人称が暦じゃない。

だから、非常にシリアスな展開がずっと続く。

まあこれには驚きました。

ちょっと読んでいると違和感に気づきまして。んで、暦がいないって所でそれに気づいたんですね。

はー。西尾維新って凄い奴ですね…。

(黒)でのシリアスな展開に似合わない執拗なまでのギャグパート。

そして今回の暦に語らせないことで徹底したシリアス。

これは確実に狙っていたことなんでしょうね…。


だからといって、ずっと暗い雰囲気で進むわけじゃないんですよね。

暦がいないなりに、いやだからこそかな?

非常に和みそして楽しいほんわかする場面が多かった。

あの男はどんな場面でもギャグに持って行くからな…w。

特徴的なのはひたぎと翼のウフフな絡みw。

あれは素晴らしかったな…。

何というか本当にありがとう西尾維新。そして出かけていてくれてありがとう暦。って言いたくなる気分でした。

あれで彼女たちが暦のことをどれだけ好いているかって言うのも分かりましたしね。

そして、地味にデレが消えていたガハラさんw。

いやー。なんか本当に感慨深い物があるなー。

これもすべて暦のおかげかな…?

あれが彼女の一対一で友達と会話するときの姿なのかなって思うとグッと来る…。

まあ、まだ暦との絡みを見てないのでそれも凄く楽しみではありますね。

その点も含めてもうホントありがとう西尾維s…。


本当に新章として素晴らしい物だと思いますよ。

一人称を変えた。このなんてことのない手法の変化だけでここまで色々なことを描き出したんですから。

例えば、背景のシーン。

凄く鮮明になったと思いませんか?比べてみると多少広がった感じがありますよね。

そして〈その他のキャラクター〉がいると言う事実。

これに気づいたときは愕然としましたね。

まさか化物語でモブキャラ登場www。みたいな。

両親出てきましたしw。まさかの超良いお母さんって言う。

まあ、暦が描写したがらない理由が分かりましたけどw。

暦がどれだけ他人に興味が無いか…もといどれだけ他人が嫌いか(もといの意味がない?)が分かった気がしますよねw。

もしかすると女の子しか目に入らない仕様になっているのかも?

なんにせよこれで化物語シリーズの世界観がガラっと変わりましたよね。

もう本当に『新章』って意味を理解しているな…。

西尾維新素晴らしい…。


さて、そろそろ本編に触れようかw。

今回の怪異はタイトルの通り虎。

まさか本当に新しく虎の怪異が登場するとは思ってませんでしたね。

友達とかの予想は「猫が虎に進化するんじゃね?」とか言ってましたし。まあオレもそう思ってたんですがw。

まあ、今考えるとそんなつまらないことを西尾維新がするはずがない。

しかし、今回の話はなかなかに素晴らしかった…。

何というか見事に西尾維新に手のひらで踊らされた感じですね。

確かに、彼が言っているように(白)と(黒)は直接関係は無かったです。

でもやっぱりボクは関係はあったと思ってます。

あくまで、(黒)があって(白)。二つ揃って猫物語。

そう受け止めてますね。


そして、ついに翼目線で描かれた彼女の家庭。

本当に気持ち悪かった。暦の言った言葉が今なら分かる。

その上、彼女の一人称なものだから彼女の心情が完全に分かって…。

でも、このときはその気持ち悪さに気づきはしなかったんですけど。

この巻通して言えることですが、本当に色々な点で『新しい』。

もうページを進める度に『新し』く、そして来るものがある。

凄いとしか言いようがないですよね…。


本当に痛くて痛くて…。そして奇麗だった…。

やっぱり彼女も人間なんだ。本物でも化物でもない人間なんだって。そう実感しました…。

ブラック羽川、いやもう一人の翼。彼女のおかげで「羽川翼は気持ち悪い」ってこの思いが消えてくれた。

この辺も含めて、西尾維新に完全にしてやられたな…。

「私は本物じゃなくって、人物でありたい」

そして、この言葉。

これでもっと翼が好きになった…。

「美しくなくっていい。白くなんてなくっていい。私はあなた達と一緒に、汚れたい」

あーもうやばい!

美しく無い。白くなんて無い。でも奇麗。まさにそうとしか言えない…。

人間ってそんなものじゃないですか。

人間って美しく生ききることなんて出来ないです。白い部分も黒い部分も持っていてこそ人間です。

だから彼女は本物でも化物でも無かったんですよ。

そう思える時点ですでに人間であり人物です。それを凄く感じました。

決してどんな心でもすべて含めて『羽川翼』。彼女はそう言ってました。

だとすると、今までの彼女だって『羽川翼』なんですよ。

その彼女に好意を向けてくれた、尊敬してくれたってことはつまり『羽川翼』に好意を向け、尊敬したってことなんですよ。

ボクはそう解釈してます。


まあ、そんなこと言うまでも無いんですけどねw。

最後はもう…。

本当に素晴らしい『新章』であり、物語。

満足満足。いや、満たされるなんてものじゃ足りないかも知れないですね。

ボクもね。一応、大騒ぎした手前言えませんでしたけど結構不安でした。

「楽しみだけど、あの面白さを維持できるんだろうか?」と。

まー全く意味のない。無意味な心配でした。

維持なんてとんでもない。はるかに上回る面白さ。

そしてそれだけじゃないって言うね。

読んでる限りこの『新章』ってそれぞれがかなり密接に繋がってるみたいで。

めっちゃくちゃ楽しみです。

次はまよいキョンシーか。

これも真宵視点で描かれるかは分かりませんが今から凄く楽しみです!

…延期しないよね?


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テーマ : ブックレビュー - ジャンル : 小説・文学

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